密教というのは、
呪文を唱え、仏を思い浮かべ、また「印」という事物を象徴する形を指で組んでさまざまな修行をすることで、悩み苦しみから自分を解放し、あわせて人々の願いをかなえようとする教えです。
古代インドに興った密教は、中国をへて日本にも伝えられ
奈良時代には、密教の仏である観音菩薩の像が各地の寺で造られ、また山の中で修行する坊さんもたくさんいました。
そのような坊さんの中で空海と最澄という二人が、平安時代初めころ中国の唐にわたり、体系だった密教の教えを日本に持ち帰りました。
たくさんのお経や仏の図などとともに、修行に用いるさまざまな法具も日本にもたらしたのです
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